スタンスの種類
アーチェリーのスタンスを疎かにしていませんか?
アーチェリーは、一定の場所から決められた的に矢を放つという競技の特性があることから、立ち位置を決めるスタンスはとても重要になってきますね。
そもそもスタンスは、的に対して正しく立つのはもちろんですが、シューティングでの上半身の動きにも差し響いてくるのです。
そんなアーチェリーのスタンスには、大きく分けて、ストレート、オープン、クローズドスタンスの3つがあります。
ですが、現在、トップレベルの選手の殆どが、ストレートもしくはオープンスタンスを用いています。
アーチェリー初心者の方なら、ストレートスタンスがやりやすいでしょう。
何故なら、左右の足のつま先同士を結んだ延長線上に的の中心がくるように立つようにするので、常に的に対して同じ向きに立つことが比較的簡単だからです。
一方のオープンスタンスは、50メートルで280点以上とれる中・上級者に対して一般的なスタンスです。
その中でも多いのが、ストレートスタンスの左足だけを後ろに15cmほど下げて、その足を45度ほど開く形です。
両足の踵の上に両肩がくるようになることから、上半身にねじれなどが生じにくく、フォームが安定しやすいのです。
また、立ち位置は左足のつま先と右足の土踏まずを結んだ線が、的の中心にくるようにします。
そして、クローズドスタンスは、オープンスタンスの逆になり、左足を少し前に出す立ち方で、左足の土踏まずと右足のつま先を結んだ線が的の中心にくるようにします。
ただ、上半身と下半身にねじれが起こりやすく、体幹が不安定になりやすいです。
いずれにしても、色々なスタンスを試してみて、自分が最も安定しやすいスタンスにすることが大切でしょう。
なお、多くのアーチャーは見落としがちなのですが、スタンスは、全身を安定させることを主眼として注意すべきポイントがいくつかあります。
この元・慶應義塾大学洋弓部監督 佐藤達也監修のアーチェリー上達革命DVDのプログラムでは、オープンスタンス、ストレートスタンスをメインとして、例外的な型ではありますがクローズドスタンスについても解説してあります。
更に多くのアーチャーは、スタンスの向きに注意する傾向がありますが、実はもっと大事なことは、「背中の面」と「胸の面」を的に対してどのように向けるか?という事です。
これはとも重要で、お手本となる良い例を動画で解説してありますので、練習、指導に非常に役だつでしょう。
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